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子どもに勉強させる/していただく 番外編

これまでいろいろな中・高校生達と、ご家族をまじえて勉強のお手伝いをしてきました。ご家族とともに指導方針を検討していくのが私のやり方です。そのなかでベストファミリーともいえるご家族が採用した方法はとってもシンプルです。「小・中学生のうちはゲームを一切やらせない」というルールでした。ゲーム機を買ってもあげないし、家でゲームをやらせることもない。半分は父親が主となって子どもに強制したものです。しかしながら、一方的な強制ではありません。取り決めるまでに家族で充分話し合って、本人もしぶしぶながら了承して、家庭のルールとしたものです。友達がほぼ全員ゲームをしているなかで思い切った決断だったことでしょう。でも、本人も納得していました。「自分の性格上、途中でやめることはできない。」「やれば絶対ハマってしまう。」という自覚もあったようですから。

さて、ゲームを一切やらなかったのなら、らくに充分な勉強時間が確保できただろうと想像されるでしょうか。そんなことはありません。TVもあればマンガもあります。ゲームにハマリ過ぎて時間をとられることだけはなかった、というだけのことです。この平和国家日本は、子どもにとって魅力的なモノに満ちあふれています。それでも、半強制から始まって、子どもながらの自覚を経て、中3までゲーム無しを実践したご家族のチーム力は称賛にあたいします。後に、本人が高校2年生になった時点で、この取り決めの評価を直接尋ねてみました。その返事は、「自分はそんなにできる方じゃない。そうでもしなければ、志望校に合格できなかっただろう。」という謙虚なものでした。徹底的に話し合って、本人の自覚を促しかつ信頼し、精神的な成長を図ることが何より重要だと実感した次第です。

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